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この基準は「運動器の10年」サイト内の「学校での運動器検診の手引き」[4] 留意事項(各項目ごとの事後措置への判断の目安)から引用したものを一部改変して作成しました。
以下に出てくる動きは、サイト外リンク(『児童生徒等の健康診断マニュアル』の留意事項のP26〜27)を参考にしてください。
四つのチェックポイント…マウスonで拡大
・前屈テストで5度以上*の肋骨隆起、あるいは腰部隆起がある。
(背部、腰部の"非対称な"後方への隆起が明らか)---
・前屈テストで5度未満の背部隆起がある。-----------経過観察・簡易指導
・ウエストライン、肩甲骨や肩の高さに明白な左右差がある---
* 角度の測定方法は、図のようになります…マウスonで拡大
左右の肋骨隆起の頂上の間隔が23pの場合、左右の高さの差は2p
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屈曲時に痛いときは、腰椎椎間板障害の疑いがあります。
伸展時に痛いときは、腰椎分離症の疑いがあります。
・どちらかで痛みがあるが2週間未満であり、日常生活や運動時に支障なし
------経過観察・簡易指導
・どちらかで痛みがあり、2週間以上続くか日常生活や運動時に支障あり
------
・運動時に軽い痛みあり-----------------経過観察・簡易指導
・運動時に強い痛みと支障あり-----------
・体育、校内生活ないし通学に支障あり----
主に、左右差を比較する
・わずかの可動域制限あり------------経過観察・簡易指導
・はっきりした可動域制限あり---------
(例:肘の伸展:左右で5度以上の差、完全に伸びないなど)
(左右ともに検査する) 片方があてはまれば
・5秒できるが、ふらつきが大きい-----------------------経過観察・簡易指導
・5秒以上できなくて、歩行時痛はまったくなく跛行もない----経過観察・簡易指導
・5秒以上できなくて、歩行時痛または跛行がある--------
ペルテス病、大腿骨頭すべり症、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)のスクリーニングとなります。(疑問に思う場合も整形外科への受診を勧めてください。)
(足のうらを全部床につけて完全に)
・しゃがめなくて、運動時痛なし---------経過観察・簡易指導
・しゃがめなくて、運動時痛あり---------
オスグッド病や足関節拘縮のスクリーニングになります。(疑問に思う場合も整形外科への受診を勧めてください。)